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教育講演3について

第86回 日本胃癌学会総会、教育講演3「臨床疫学、薬剤疫学の発展による医療技術評価の現状と実践」は、座長を国立がんセンター中央病院 消化管内科医長・島田 安博先生、演者に京都大学医学研究科 薬剤疫学教授・川上 浩司に迎え行われました。

座長の島田 安博先生は、日本の抗癌剤投薬治療における胃癌化学療法や再発防止のための、医師・看護師・薬剤師が一体となった、患者の負担を軽減する緩和ケアと治療効果の最大効果を引き出すためのチーム医療の標準化へ導いた貢献者です。

川上 浩司先生は、1999~2004年まで米国政府機関 FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品庁)にて、臨床試験検査官・研修官として、行政機関での癌医薬品に関する細胞・遺伝子治療の臨床、胃癌ワクチンなどの開発に関する審査・指導業務に従事。帰国後は、日本臨床試験学会などの理事も務められています。

本講演では、研究テーマである「薬剤と臨床疫学、ライフコースデータ、ヘルステクノロジーアセスメント、レギュラトリーサイエンス、抗癌標的ペプチド療法の開発と評価」について、米国行政機関での医薬品研究・臨床経験から、臨床や開発を行う製薬会社と、安全と経済的評価をくだす政府行政、現場で使用する医師や看護師、薬剤師などの医療従事者の直面する問題と課題を双方間で共有し、双方向からの研究・論文を発表し合うことが医療の技術・評価の向上にとって重要なことだと話します。

行政や法的規制、医学と社会の関係を大きな枠組みで捉え、友好的に機能させながら胃癌診療の向上発展のためには総合的に考える必要性があるこれらの研究は、諸外国では精力的に行われているものの、日本では疾患別のの臨床における基礎的見知や医療薬学に対する研究が人材不足などの要因によって、まだまだ足りていない状況と若手研究者育成サポートの必要性など具体的な事例を挙げた胃癌臨床疫学の現状についてお話されました。