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胃がんと加齢黄斑変性症の原因の共通性とその対策

胃がんと加齢黄斑変性症。全く違う病気ですが、どちらも活性酸素が影響しています。

胃がんは、胃粘膜の慢性炎症が活性酸素を増やし、その酸化ストレスが原因で、ある細胞が周囲とは異なる性質を持つようになるのがきっかけです。

一方の加齢黄斑変性症は、病名の通り、加齢により眼の黄班という最も視力の出る大切な部分が障害される病気で、視力が低下するだけでなく、視界の真ん中がゆがんだり黒くなったり、放置すると失明の危険もある近年急増している病気です。

黄班には本来、光線刺激により発生する活性酸素を取り除くはたらきがあるのですが、加齢でその力が衰え、酸化ストレスが黄斑にダメージを与えるのです。

活性酸素は細胞の生体活動上どうしても発生しますが、本来はカラダに備わっている抗酸化作用が働いて悪影響にならないよう、うまくバランスがとれています。

しかし年をとったり、不規則な生活や偏った食事などのために抗酸化作用が劣ってくると、途端に活性酸素が増え、いろいろ悪さを仕掛けてくるのです。
引用:加齢黄斑変性症の対策

こうなるともう、体の外から抗酸化力を補ってやるしかありません。そのひとつがよくいわれるにように抗酸化力のある食事を摂ることです。

抗酸化力のある食事とはたとえば、色の濃い野菜がよく挙げられますが、胃がんでは、抗酸化作用の高いビタミンCの摂取が効果的であると、慶応大学の研究で実証されています。

加齢黄斑変性症では、黄斑の色素であるルテインの摂取が効果的。ルテインのサプリメントを眼科医も提唱しています。ルテインはカロテノイドの一種でほうれん草などに多く含まれている色素です。この色素が黄斑部分にあることで刺激の強い太陽光から目が目が守られており天然のサングラスともいわれています。

近年、このルテインが減少することが加齢黄斑変性症の一因ではないかと言われています。そのため多くの眼科医がこのルテインをサプリでとることをすすめています。

さらに、こうしたサプリメントの摂取とともに、ウォーキングなどの適度な有酸素運動を続けることも、活性酸素の増殖を抑えます。確かに有酸素運動は酸素によってエネルギーを作り出すプロセスであるため活性酸素を生み出します。

しかし、それ以上に抗酸化力が強まることが報告されています。人のからだは適度なストレスを与えてやることにより、それに対抗する力を身につける能力を持っているようです。

とにもかくにも、バランスのとれた食生活をおこない、有酸素運動を取り入れつつ規則正しい生活を行うことが、抗酸化力を強め、ひいては胃がんとや黄斑変性症といった病気を予防する原動力となることは間違いないようです。